2010年8月23日月曜日

今日から新たなスタート@London 2010/08/23

今日から新たなスタートである。場所はイギリスのロンドン。London Business School(LBS)のMBA Programに2年間お世話になる。

2004年の夏に、"MBA留学してキャリアも人生も大きく変えよう"と一大決心をして準備を開始して以来、はや6年の月日が経つ。たった2年の留学のために6年。同じ頃に準備を始めた仲間の多くは既に卒業して次のStepで活躍している。ただ、この間、世の中にも自分にもいろいろなことがあった。

ビジネスを取り巻く環境は徐々に、そして2008年の金融危機きっかけにずいぶん違うものになった。MBAという存在も陳腐で時代遅れ、もしくは世の中の課題に応える場となっているか?と時代錯誤的な感じすらする今日この頃である。

自分といえば、仕事の経験をさらに積もうとコンサルティングに職種を変更したり、異文化経験を広げようとアフリカで青年海外協力隊に参加したり、結婚してユーラシア大陸をバックパック旅行したり、と留学準備と並行していろいろな経験をして、仕事や人生に対する価値観も少しづつ変わってきた。

そんな6年の間も変わらず強烈にイメージを描き続けてきた留学の場は、良くも悪くも世界の政治・経済の中心的存在であるアメリカ、そしてBonston・San Francisco。学校はおろか国さえ違う状況に、最終的に手元に残った実はあまりよく知らないこの選択肢を取るかどうか、渡航する最後の最後まで迷った。
  • 自分の今の課題意識に対してBusiness Schoolが本当適切な場所なのだろうか?(実は公共政策や開発系の大学院では???)
  • 1年ではなく2年間もの時間と莫大な資金の投資に見合う経験ができるだろうか?
  • LBSはなんだかんだ言って"金融スクール"で自分のFocusしたいテーマ(CSR, Responsible Business, Social Entrepreneurship,etc)がどこまで深堀できるだろうか?
  • British訛り(?)の英語を身につけけたくないんだけど・・・
  • 正直イギリスってあまり興味ないし、食事もまずそうで物価も高いし生活を楽しめるだろうか?
などなど不安要素を挙げれば限りがない。

が、止まっているわけにもいかず、先に進んでみることにした。

一筋の希望を見出している点は、
  • 良くも悪くもビジネスの社会に対する存在感・重要性はますます大きくなっていて、ビジネスのしくみをしっかり学ぶにはLBSは十二分な環境である
  • LBSは世界60ヶ国から400人もの優秀な学生が集まってくる非常に国際色豊かな学校で、Globalな環境にどっぷり身を浸すにはこれ以上の環境はない
  • LBSから世界各国のMBAに交換留学でき、自分のFocusしたい分野を補完できる
  • 公共政策・開発分野に世界的に強いLSE、社会起業に強いOxford MBA、その他イギリスの開発系の大学に"物理的"に近く、努力次第でNetworkingのチャンスがいくらでもある
  • 成熟したイギリス社会から社会起業・環境・福祉・文化保護・スローライフなどたくさん学ぶものがある
  • Londonは非常に国際色豊かなコスモポリタンで幅広い活動機会に困らない
  • Londonはヨーロッパ・アフリカ各国へのアクセスがよく、訪問するチャンスがたくさんある
  • アメリカからではなくヨーロッパから世界を眺めてみるのもいい機会かも?
などなど。

少々湿っぽいスタートに見えてしまったが、兎にも角にも全ては自分次第。学校の授業を漫然と受けていても目標の方向に進めるべくもないので、自ら積極的に機会を探して道を切り開いていこうと思っている。もちろん生活を楽しむことも忘れずに。。

さてどんな2年間にできるか?これから始まる!

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